まっさん|住友林業で建てた3階建て二世帯住宅
キッチンは次もリシェルがいい。でも、カップボードはもう少し広くしたい。
設備を選ぶときは、見た目、使い勝手、予算の間で何度も迷いました。住み始めて1年以上たつと、毎日ありがたく使うものと、ほとんど出番がないものが分かれてきます。

目次
設備選びの優先順位
設備は全部をハイグレードにしたわけではありません。毎日使う場所にはお金をかけ、使用頻度が低い場所は抑える。見た目を優先するところと、掃除のしやすさを優先するところも分けました。
選んだあとに、選び直したものもあります。外壁のサイディングは、最初に選んだものが廃盤になり、想定外の再選定でした。
キッチンは、リシェルとガス

2階のメインキッチンはLIXIL リシェルです。住友林業向け仕様表にはHBSKと記載されています。
選定から1年以上後の答え合わせは「注文住宅のキッチンをどう決めた?」で詳しくまとめています。
最初の案は腰壁のあるキッチンでした。でも僕は、できるだけ視線が抜けるオープンなキッチンにしたかった。アイランドを置けるほどの余裕はなかったので、最終的にペニンシュラへ変えました。
リシェルを選んだ中心はセラミックトップです。熱いフライパンややかんを気兼ねなく置きたい、という使い方から選びました。実際に我が家ではそのように使い、1年以上たっても、僕が気づく傷やシミ、変色はほぼありません。
一方、前縁に欠けが見つかり、2026年9月にアフターサービスへ修理を依頼しました。欠けの原因は分かっておらず、最初からあったものを見落としていた可能性もあります。日々の使いやすさには満足しています。
熱源は2階メインがガス、1階母側ミニキッチンが2口IHです。


タッチレス水栓は、次も採用したい設備です。生肉や片栗粉を触った手で水栓に触れずに済みます。最初は水量の微調整や、意図せず水が出る動きに戸惑いましたが、今は慣れてきました。

シンクキャビネット側には、約3.5万円でコンセントを追加しました。価格だけ見ると「コンセントに3.5万円?」となります。でもカップボード上は家電で埋まり、腰壁もありません。ミキサーや低温調理器を使うときに電源を取れるので、常用ではなくても付けてよかったです。
オイルガードは外す案も聞きました。ところが僕の記憶では、外すと逆に約3万円上がるという説明。結局そのまま残しました。

食洗機は深型を採用し、普通に便利で満足しています。一方、モデルルームで見た大容量のフロントオープンには当時から惹かれていました。見送ったのは価格だけではなく、当時選べた海外メーカーの故障対応への不安もあったからです。打ち合わせが終わる頃にPanasonic製が出ましたが、我が家には時期が間に合いませんでした。
今なら、価格差と容量だけでなく、修理対応まで含めてフロントオープンも比較します。
カップボードは、最初はW2700、最終的にはW1800です。なぜ縮めたかは、正直もう覚えていません。ただ、入居後の感想ははっきりしていて、もう1スパン欲しかった。吊戸棚の上段にも手が届きにくく、見た目の収納量を全部は使えていません。

カップボード天板もセラミックにそろえたのは、機能を足すためというよりキッチンとの統一感のためです。現在のリシェルには満足していますが、打ち合わせ終盤に出た薄い天板の新モデルへは発注時期の関係で切り替えられず、そこだけ小さな未練が残っています。
引き渡しでは、設備の説明を一度にたくさん受けました。その場で全部を覚えるのは無理です。必要になったら説明書を確認できればいい、と思っていました。
その大量の説明書は、キッチンの前面収納に仮置きしました。後で整理するつもりが、1年以上そのまま。
まっさん動かざること山の如し
キッチンの床はフロアタイル


2階LDKはオークの無垢床です。当初はキッチンとパントリーも、そのまま無垢床にする予定でした。
でも僕には、水も油も食材も落とす自信がありました。無垢床をキッチンまで続けたい母に対し、僕は掃除のしやすさからフロアタイルを希望し、妻もややフロアタイル寄りでした。キッチンの色との相性も伝え、キッチン側だけ黒っぽいフロアタイルへ変更しました。
入居後、実際に油がはねても気兼ねなく拭けています。これは大正解。
家全体では、無垢・挽板・突板を部屋ごとに使い分けました。来た人に踏み比べてもらえる「自宅モデルハウス」にしようと思ったからです。今振り返ると、ちょっと頭のおかしい楽しみ方ですが、床を裸足で選んだ経験は今も家への愛着につながっています。
床暖房は、オークの無垢床と予算を優先して見送りました。入居後も今のところ困っていません。
1階はハリネズミ、2階はムーミン
1階納戸のハリネズミ柄クロスは、母の「可愛いから付けたい」という希望で採用しました。ほかの空間とのテイスト差に、僕は「急にテイスト違わない!?」となりました。
2階の納戸は、母が気に入ったムーミン柄。僕は「ここだけは嫌だ」と争ったのですが、こちらも押し切られました。







地主である母には勝てず敗北(笑)。
浴室は床の冷たさで決めた


浴室はTOTOの1616サイズです。僕がかなり重視したのは床でした。旧居では冬の床が冷たく、入る前にシャワーで温めていたからです。
固定棚・鏡・カウンターを住んでからどう評価したかは「注文住宅のお風呂は足し算より引き算だった」にまとめています。
ほっカラリ床にしてから、旧居ほどの冷たさは感じず、事前に床を温めることはなくなりました。採用理由と住んだ結果が、いちばん素直につながった設備です。
風呂掃除が嫌いなので、床ワイパー洗浄も採用しました。今も最後に入浴したときなどに使い、目立つカビは出ていません。どこまで効いているかは、正直よく分かりません。



俺はお前のおかげだって信じてる
床ワイパーを入れた結果、我が家の仕様ではカウンターを物理的に外せなくなりました。カウンターは入居後ほぼ使っていないので、外せるなら外していました。棚は最初から外し、必要な物はマグネット収納にしています。


浴室乾燥は、普段の洗濯を担う乾太くんとは役割を分けています。同じ日にもう一度着たい服など、急いで乾かしたいときに使う設備です。
鏡は当時ほぼ標準で、外しても減額が小さかったため残しました。でも湯気で曇り、出番はほぼありません。次なら鏡とカウンターは、付けない選択まで改めて比べます。
洗面は1階と2階で別々に




洗面は1階と2階で分けました。1階は母が見た目を気に入り、W1200の造作洗面を採用。きれいに納まりましたが、完成後に見ると収納はほぼありません。造作は見た目を作れる一方、収納やコンセントまで一つずつ考える必要がありました。
2階は住友林業クレストHGCDのW1200、5面鏡です。当初のW900から、夫婦で並べるように広げました。縁なしボウルと壁出し水栓は掃除しやすく、収納にも満足しています。今は夫婦だけでなく、母も2階の洗面を日常的に使っています。
設計士さんが洗面脇に提案してくれたコンセントも地味に効きました。鏡裏の電源は電動歯ブラシ2台でほぼ埋まるため、ドライヤーなどを脇で使えます。
フェイスミラーは、入居後一度も使っていませんが、邪魔にもなっていません。幅1200mmでも水栓は一つなので、平日の朝に妻と重なると数分だけ混みます。広さだけでなく、水栓の数がボトルネックでした。
トイレは使う階で選ぶ


トイレは各階に1か所。1階と2階はTOTO GG-J1、3階は手洗い付きのTOTO ZXです。
当初はタンクレスにも興味がありましたが、予算を見て見送りました。GG-J1はローシルエットで、僕の感覚では見た目がかなりタンクレスに近く、今も満足しています。2階だけは、僕の記憶では約2万円かけてスティックリモコンへ変更しました。完全に見た目。でも毎日見るので満足です。
2階はすぐ隣に洗面があるため、設計士さんの提案でトイレ内の手洗いを外しました。掃除する場所も減り、これは住んでから効いた提案でした。3階は独立洗面がないので、手洗い付きZXにしています。


1階と2階のドアは静音仕様、3階は通常ドアです。鍵をかけると下部のシャッターが下がって隙間をふさぎます。3階の通常ドアとの体感差は「カニとカニカマぐらい」。音漏れはかなり小さく感じます。
一方、のぞき窓のようなスコープはほぼ使っていません。同じドアでも、効いている機能と眠っている機能がはっきり分かれました。
窓はTW、ガラスは複層
窓の最終仕様は、LIXIL TW系のアルミ樹脂複合サッシ+Low-E複層ガラスです。外観側はブラック、室内側は基本プレシャスホワイトで、一部にブラックを使いました。
家づくり後には、樹脂サッシやトリプルガラスを推す話も目にしました。今の僕なら、性能だけでなく窓の見た目や重さも含めて比べたいです。


神奈川県で1年以上暮らし、冬の結露は見かけていません。大きな不快感もありません。
2024年6月10日のBELSでは、断熱等性能等級5、UA値0.48でした。
エアコンは個別6台
我が家は全館空調を採用せず、ダイキンの壁掛けエアコンを6台入れています。
選ぶときはダイキンのショールームにも行きました。設計士さんに「エアコンのショールームまで行った人は初めて見た」という趣旨のことを言われたのも覚えています。実物ではrisoraの見た目が気に入りましたが、予算が合わず採用には至りませんでした。
機器+配管・取付の見積は142万円(税別)。6台とも隠蔽配管です。
見た目をすっきりさせたい気持ちに加え、設計士さんから強く提案されたことも採用の背景です。室外機は1階の目立ちにくい場所へまとめる計画にしました。今のところ、大きな不具合や不満はありません。


ショールームでは、テープ巻き・配管化粧ダクト・隠蔽配管の比較展示も見ました。ただ、交換時の施工性や将来費用まで意識するようになったのは、住み始めてからです。今なら、採用前にもう少し慎重に比較します。
照明とコンセントは使う場所から
照明は、当初は費用を抑えてダウンライト中心にしました。LDKの調光は実際に使っています。3階の個室は、寝たときのまぶしさを避けるためシーリング照明です。
スイッチとコンセントは、当時我が家の標準候補として見ていたPanasonicコスモシリーズ ワイド21から、アドバンスシリーズへ変更しました。毎日触れるものなので実物見本を比べ、僕の部屋は雰囲気に合わせてグレー系を選びました。
コンセントの成功と失敗は「コンセントを大量に付けたのに陸の孤島ができた」、照明費と1年以上後の使い勝手は「ダウンライト中心の照明計画|1年以上住んで答え合わせ」に書いています。


家づくり中は、ネットで見たライコンを「便利そう」と思っていました。ただ、具体的な使い方まで詰めた強い希望ではなく、ほかのことを決めるうちに検討まで回らず、最終的には不採用。今の暮らしは「全部オン」「全部オフ」に近く、なくても困っていません。
その一方、見た目を優先してスイッチのネーム表示を外したら、入居から1年以上たっても点灯先を迷います。階段照明も、操作したい場所にスイッチがない。照明器具より、毎日触る操作位置の方が後から効きました。
コンセントは総数としては多く、全体には満足しています。ただ、ダイニングとソファ周辺はスマホ充電の「陸の孤島」です。床コンセントは埃や開閉の手間が気になって不採用にしたので、今も単純に「あれを付ければよかった」とは思っていません。家具を置いた状態で、充電ケーブルがどこから来るかまで考えるべきでした。
EV用200V電源は出番なし
将来性を考えて住友林業から提案され、EV・PHEV用200V屋外コンセントを採用しました。入居後は現在まで一度も使っていません。
この電源は室内側の専用スイッチからOFFにできるようにしました。僕が盗電対策を意図して採用した仕組みです。




階段は2種類


1階から2階はカツデンの鉄骨スケルトン階段。母の希望が強く、2階LDKを視覚的に広く見せる狙いで採用しました。予算の中でも大きな選択でしたが、見た目と開放感にはかなり満足しています。


2階から3階は木製ハーフオープン階段です。開放感を求める母側の希望と、夫婦側のプライバシーや音への配慮を両立させる妥協点でした。
階段下にはロボット掃除機の基地がありますが、上から落ちたホコリが本体と基地に積もります。ロボット掃除機は、自分に積もったホコリまでは掃除できません。そこだけ人間の仕事です。
ネット機器が収まりきらない


ネットは10ギガ回線、Cat6A、光テレビ、メッシュWi-Fiを前提にかなり作り込みました。特に情報分電盤は、ONU、ルーター、ハブ、光テレビ関連機器などが集まり、想定以上に混雑しました。
内蔵スイッチが1Gという点は計画時から理解していました。想定外だったのは、通信速度の仕組みより機器を収める箱の窮屈さです。


情報分電盤に付属した8ポートハブは、1G対応です。
