我が家の設備・仕様まとめ|採用理由と住んでわかったこと

我が家で採用した設備・仕様まとめ

注文住宅の設備記事は、放っておくと品番一覧になります。

うちも原本を掘れば型番までかなり出せます。

でも、家を建てる人が本当に知りたいのは「その型番だった」という事実だけではないと思っています。

なぜそれを選んだのか。

使ってみてどうだったのか。

今なら同じものを選ぶのか。

このページでは、我が家の主要設備と仕様を、その4点が分かるようにまとめます。

細かく語る価値があるテーマだけ、別の記事へ分けます。

この記事でわかること

  • キッチン・浴室・洗面・トイレなどの採用品
  • 商品名だけでなく選定理由と入居後評価
  • 今ならもう一度比較したい設備・仕様
2階の共用キッチン
2階LDKに採用したLIXILリシェルのペニンシュラキッチンです。
目次
  1. 設備・仕様の全体像
  2. キッチン|LIXIL リシェル、2Fメインはガス
  3. キッチン床|無垢床をやめてフロアタイルにした
  4. 浴室|TOTO 1616、決め手は床の冷たさ
  5. 洗面|1Fは造作、2FはクレストW1200
  6. トイレ|1・2階GG-J1、3階はZX
  7. 窓|最終仕様はLIXIL TW+Low-E複層ガラス
  8. エアコン|全館空調ではなく個別6台、すべて隠蔽配管
  9. 照明・コンセント|採用数より、使う場所が大事だった
  10. 階段|1〜2階は鉄骨、2〜3階は木製ハーフオープン
  11. ネット環境|10G・Cat6Aまでやった結果は別記事へ
  12. 採用して特によかったもの
  13. 今なら比較し直したいもの
  14. まとめ
目次

設備・仕様の全体像

我が家は住友林業のBF構法で建てた3階建て二世帯住宅です。

設備は「全部ハイグレード」にしたわけではありません。

使う場所にはお金をかける。

使用頻度が低い場所は抑える。

見た目にこだわるところと、掃除のしやすさを優先するところを分ける。

そんな決め方をしています。

結果として、かなり満足している設備もあれば、「便利だけど次は比較したい」「なくてもよかったかも」というものもあります。

キッチン|LIXIL リシェル、2Fメインはガス

2階メインキッチンのガスコンロ
2階のメインキッチンはガス。1階母側の2口IHとは別です。

2階のメインキッチンはLIXIL リシェルです。住友林業向け仕様表ではHBSKと記載されていますが、この記事では分かりやすくリシェルと呼びます。

最初の案は腰壁のあるキッチンでした。でも僕は、できるだけ視線が抜けるオープンなキッチンにしたかった。アイランドを置けるほどの余裕はなかったので、最終的にペニンシュラへ変えました。

リシェルを選んだ中心はセラミックトップです。熱いフライパンややかんを気兼ねなく置きたい、という使い方から選びました。実際に我が家ではそのように使っていますが、入居後も今のところ困ったことはありません。

熱源は2階メインがガス1階母側ミニキッチンが2口IHです。旧記事では2階をIHと書いていた時期がありましたが、ここが正しい最終仕様です。

LIXILリシェルのセラミックトップの柄と質感
現在使っているリシェルのセラミックトップ。完成後も日常の作業台です。
1階母側に設けた2口IHのミニキッチン
1階母側のミニキッチン。二世帯用に設けましたが、実生活では2階のメインキッチンを使うことが多く、出番はかなり少なめです。

タッチレス水栓は、次も採用したい設備です。生肉や片栗粉を触った手で水栓に触れずに済み、反応の悪さも今のところ気になりません。

シンクキャビネット側には、約3.5万円でコンセントを追加しました。価格だけ見ると「コンセントに3.5万円?」となります。でもカップボード上は家電で埋まり、腰壁もありません。ミキサーや低温調理器を使うときに電源を取れるので、常用ではなくても付けてよかったです。

オイルガードは外す案も聞きました。ところが僕の記憶では、外すと逆に約3万円上がるという説明。なくすのに高くなる。この家づくり、ときどき算数が難しいです。結局そのまま残しました。

2階ペニンシュラキッチンのオイルガード
外す案も検討した、2階キッチンのオイルガードです。

食洗機は深型を採用し、普通に便利で満足しています。一方、モデルルームで見た大容量のフロントオープンには当時から惹かれていました。見送ったのは価格だけではなく、当時選べた海外メーカーの故障対応への不安もあったからです。打ち合わせが終わる頃にPanasonic製が出ましたが、我が家には時期が間に合いませんでした。

LIXILリシェルのタッチレス水栓とシンク
毎日使っているタッチレス水栓。本人宅で次も採用したいと感じた設備です。

僕は食器の入れ方が下手くそ侍なので、今なら価格差と容量だけでなく、修理対応まで含めてフロントオープンも比較します。「高そう」で何となく諦めた、という単純な話ではありません。

カップボードは、初期原本ではW2700、最終的にはW1800です。なぜ縮めたかは、正直もう覚えていません。そこを都合よく物語にはしません。ただ、入居後の感想ははっきりしていて、もう1スパン欲しかった。吊戸棚の上段にも手が届きにくく、見た目の収納量を全部は使えていません。

幅1800mmの2階キッチンカップボード
最終的にW1800となったカップボード。入居後は、初期案のW2700が欲しかったと感じています。

カップボード天板もセラミックにそろえたのは、機能を足すためというよりキッチンとの統一感のためです。現在のリシェルには満足していますが、打ち合わせ終盤に出た薄い天板の新モデルへは発注時期の関係で切り替えられず、そこだけ小さな未練が残っています。

キッチン床|無垢床をやめてフロアタイルにした

2階LDKはオークの無垢床です。当初はキッチンとパントリーも、そのまま無垢床にする予定でした。

でも僕には、水も油も食材も落とす自信がありました。木の見た目を優先したい妻と、掃除の現実を考えたい僕で話し、キッチン側だけ黒っぽいフロアタイルへ変更しました。

入居後、実際に油がはねても気兼ねなく拭けています。これは大正解。勢いで言えば全人類にすすめたいくらいですが、あくまで水や油をよく落とす我が家との相性です。

家全体では、無垢・挽板・突板を部屋ごとに使い分けました。来た人に踏み比べてもらえる「自宅モデルハウス」にしようと思ったからです。今振り返ると、ちょっと頭のおかしい楽しみ方ですが、床を裸足で選んだ経験は今も家への愛着につながっています。

浴室|TOTO 1616、決め手は床の冷たさ

2階共用のTOTO浴室
家族で共用しているTOTOの1616浴室です。

浴室はTOTOの1616サイズです。僕がかなり重視したのは床でした。旧居では冬の床が冷たく、入る前にシャワーで温めていたからです。

ほっカラリ床にしてから、旧居ほどの冷たさは感じず、事前に床を温めることはなくなりました。採用理由と住んだ結果が、いちばん素直につながった設備です。

風呂掃除が嫌いなので、床ワイパー洗浄も採用しました。今も最後に入浴したときなどに使い、目立つカビは出ていません。ただし因果関係は分かりません。僕は「お前のおかげだ」と信じていますが、効果を断定できるほど科学的な暮らしはしていません。

床ワイパーを入れた結果、我が家の仕様ではカウンターを物理的に外せなくなりました。カウンターは入居後ほぼ使っていないので、外せるなら外していました。棚は最初から外し、必要な物はマグネット収納にしています。

現在の2階共用浴室の全景
現在の2階共用浴室。採用時ではなく、入居後の使い方まで写した全景です。

浴室乾燥は、普段の洗濯を担う乾太くんとは役割を分けています。同じ日にもう一度着たい服など、急いで乾かしたいときに使う設備です。

鏡は当時ほぼ標準で、外しても減額が小さかったため残しました。でも湯気で曇り、出番はほぼありません。次なら鏡とカウンターは、付けない選択まで改めて比べます。

洗面|1Fは造作、2FはクレストW1200

2階共用の幅1200mm洗面台
夫婦が並べる幅を優先した、2階のW1200洗面です。

洗面は1階と2階で分けました。1階は母が見た目を気に入り、W1200の造作洗面を採用。きれいに納まりましたが、完成後に見ると収納はほぼありません。造作は見た目を作れる一方、収納やコンセントまで一つずつ考える必要がありました。

2階は住友林業クレストHGCDのW1200、5面鏡です。当初のW900から、夫婦で並べるように広げました。縁なしボウルと壁出し水栓は掃除しやすく、収納にも満足しています。

設計士さんが洗面脇に提案してくれたコンセントも地味に効きました。鏡裏の電源は電動歯ブラシ2台でほぼ埋まるため、ドライヤーなどを脇で使えます。

逆に、5面鏡のうち顔を横から見るための小さなミラーは、入居後一度も使っていません。幅1200mmでも水栓は一つなので、平日の朝に妻と重なると数分だけ混みます。広さだけでなく、水栓の数がボトルネックでした。

トイレ|1・2階GG-J1、3階はZX

2階共用のTOTO GG-J1トイレ
2階のGG-J1。隣に洗面があるため、室内手洗いは外しました。

トイレは各階に1か所。1階と2階はTOTO GG-J1、3階は手洗い付きのTOTO ZXです。全階がGG-J1ではありません。

当初はタンクレスにも興味がありましたが、予算を見て見送りました。GG-J1はローシルエットで、僕の感覚では見た目がかなりタンクレスに近く、今も満足しています。2階だけは、機能が増えないのに約2万円かけてスティックリモコンへ変更しました。完全に見た目。でも毎日見るので満足です。

2階はすぐ隣に洗面があるため、設計士さんの提案でトイレ内の手洗いを外しました。掃除する場所も減り、これは住んでから効いた提案でした。3階は独立洗面がないので、手洗い付きZXにしています。

2階トイレのGG-J1とスティックリモコン
2階トイレの本体とスティックリモコン。入居後の設置位置が分かります。

1階と2階のドアは静音仕様、3階は通常ドアです。鍵をかけると下部のシャッターが下がって隙間をふさぎます。体感差は、本人比で「カニとカニカマぐらい」。音漏れはかなり小さく感じます。

一方、のぞき窓のようなスコープはほぼ使っていません。同じドアでも、効いている機能と眠っている機能がはっきり分かれました。

窓|最終仕様はLIXIL TW+Low-E複層ガラス

窓の最終仕様は、LIXIL TW系のアルミ樹脂複合サッシ+Low-E複層ガラスです。「一部だけTW」ではありません。外観側はブラック、室内側は基本プレシャスホワイトで、一部にブラックを使いました。

打ち合わせ途中の候補や古い資料には別仕様も残っていたため、旧記事では混同が起きていました。ここでは完成した家の最終仕様に統一します。

家づくり後に性能情報を読むと、樹脂サッシ+トリプルガラスを推す意見も目にします。性能だけなら魅力はありますが、我が家は見た目や窓の重さも含めてTWを選びました。

ショールームで複数の窓仕様を確認している様子
ショールームで見た窓・ガラスの実物展示。写っている展示を最終採用品とは扱いません。

神奈川県で約1年暮らし、僕が確認した範囲では結露は出ておらず、大きな不快感もありません。もちろん「TWなら結露しない」という一般論ではなく、あくまで我が家の結果です。トリプルガラスの家と住み比べたわけでもないので、優劣まで断定はしません。

BELSでは断熱等性能等級5、UA値0.48でした。数値と、住んだ本人の感覚は分けて残しておきます。

エアコン|全館空調ではなく個別6台、すべて隠蔽配管

我が家は全館空調を採用していません。

ダイキンの壁掛けエアコンを6台入れています。

機器+配管・取付の見積は142万円(税別)。

そして全部、隠蔽配管です。

設計時は見た目をすっきりさせる意図で採用し、現時点で大きな不具合や不満はありません。

ダイキンショールームで見たエアコン展示
エアコン選びで訪れたダイキンショールームの展示。本人宅の最終採用品ではありません。

ただ、入居後にエアコン交換時の施工性や将来費用など、隠蔽配管の論点を知りました。

今なら「絶対やめる」ではなく、採用前にもう少し慎重に比較します。

当時知らなかったことを後から知って評価軸が変わった設備です。

照明・コンセント|採用数より、使う場所が大事だった

照明は、当初は費用を抑えてダウンライト中心にしました。LDKの調光は実際に使っています。3階の個室は、寝たときのまぶしさを避けるためシーリング照明です。

スイッチとコンセントは、契約当時の仕様からPanasonicアドバンスシリーズへ変更しました。毎日触れるものなので実物見本を比べ、本人室は雰囲気に合わせてグレー系を選びました。

Panasonicアドバンスシリーズのスイッチ実物見本
実物を比べたPanasonicアドバンスシリーズの見本。本人宅では契約時の仕様から変更しました。

家づくり中は、照明をまとめて操作できるライコンを「絶対採用したい」と思っていました。でも打ち合わせの途中で消え、最終的には不採用。今の暮らしは「全部オン」「全部オフ」に近く、なくても困っていません。

その一方、見た目を優先してスイッチのネーム表示を外したら、入居から1年以上たっても点灯先を迷います。階段照明も、操作したい場所にスイッチがない。照明器具より、毎日触る操作位置の方が後から効きました。

コンセントは総数としては多く、全体には満足しています。ただ、ダイニングとソファ周辺はスマホ充電の「陸の孤島」です。床コンセントは埃や開閉の手間が気になって不採用にしたので、今も単純に「あれを付ければよかった」とは思っていません。家具を置いた状態で、充電ケーブルがどこから来るかまで考えるべきでした。

EV・PHEV用200V屋外コンセント

将来性を考えて住友林業から提案され、EV・PHEV用200V屋外コンセントを採用しました。入居後は現在まで一度も使っていません。採用した時の想定と、住んだ後の使用頻度には差が出ました。

本人宅のEV用200V屋外コンセント
本人宅の外壁に設けたEV用200Vコンセント。細かな回路仕様は写真から補完しません。

階段|1〜2階は鉄骨、2〜3階は木製ハーフオープン

1階共用玄関から2階へ上がる黒い鉄骨スケルトン階段
1階から2階は、黒い鉄骨スケルトン階段です。

1階から2階はカツデンの鉄骨スケルトン階段。母の希望が強く、2階LDKを視覚的に広く見せる狙いで採用しました。予算の中でも大きな選択でしたが、見た目と開放感にはかなり満足しています。

2階LDKから3階へ上がる木製ハーフオープン階段
2階から3階は木製ハーフオープン。黒い鉄骨階段とは別物です。

2階から3階は木製ハーフオープン階段です。開放感を求める母側の希望と、夫婦側のプライバシーや音への配慮を両立させる妥協点でした。2種類の階段は、場所も採用理由も違います。

階段下にはロボット掃除機の基地がありますが、上から落ちたホコリが本体と基地に積もります。ロボット掃除機は、自分に積もったホコリまでは掃除できません。そこだけ人間の仕事です。

ネット環境|10G・Cat6Aまでやった結果は別記事へ

2階パントリー上部に設置した情報分電盤
10ギガ・光テレビの機器が集まり、情報分電盤はかなり窮屈になりました。

ネットは10ギガ回線、Cat6A、光テレビ、メッシュWi-Fiを前提にかなり作り込みました。

これは設備まとめの一節で終わらせるには情報量が多すぎます。

特に情報分電盤は、ONU、ルーター、ハブ、光テレビ関連機器などが集まり、想定以上に混雑しました。

しかも内蔵スイッチは1G。

2階の情報分電盤内部
10ギガ回線や光テレビの機器が集まった2階の情報分電盤。入居後はかなり窮屈です。

「10G回線を入れたから家中すべて10G」ではありません。

採用して特によかったもの

今の時点で、採用理由と入居後の結果がきれいにつながっているのは、セラミックトップ、タッチレス水栓、キッチン側コンセント、ほっカラリ床、キッチンのフロアタイル、2階洗面、静音ドア、2種類の階段です。

どれも「高機能だから」だけで選んだわけではありません。熱い物を置く、掃除を減らす、家族が並ぶ、上下階をどう分ける。自分たちの暮らしに理由があった設備ほど、住んでからも評価がぶれにくいと感じます。

今なら比較し直したいもの

今ならもう一度比較するのは、フロントオープン食洗機、カップボードの幅、浴室鏡とカウンター、隠蔽配管、階段照明のスイッチ位置、ダイニングとソファ周辺のコンセント、ネット機器を収める情報分電盤の大きさです。

これは全部「採用して後悔」という意味ではありません。深型食洗機も隠蔽配管も、今は普通に使えています。住んだことで、比較時に聞くべき質問が増えた、という評価です。

逆に、床暖房、ライコン、床コンセントなど、見送っても現状は困っていない設備もあります。設備の答えは採用数ではなく、自分たちの使い方と合ったかで決まりました。

まとめ

我が家の設備は、最高グレードを全部載せた家ではありません。

使う場所にお金をかけ、抑えるところは抑え、見た目と実用性の間で何度も選びました。

そして入居後には、その判断の答え合わせが始まります。

タッチレス水栓は次も欲しい。

カップボードはもう少し広くしたい。

床ワイパーは効いているのか正直まだよく分からない。

スケルトン階段は高かったけど気に入っている。でもロボット掃除機はホコリをかぶる。

そんな「○か×かで割り切れない評価」も含めて、実際の注文住宅だと思っています。

このサイトでは、商品名を並べるだけではなく、なぜ採用して、住んだらどうだったかまで残していきます。

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この記事を書いた人

住友林業のBF構法で3階建て二世帯住宅を建て、2025年に入居。家づくりの費用・設備・後悔・住んでから分かったことを、施主本人の実体験としてまとめています。

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