二世帯だけど、もはや実家

3階建て・2階LDK・二世帯住宅の暮らし

うちは住友林業で3階建ての二世帯住宅を建て、僕と妻と母の3人で暮らしています。

1階が母、2階が家族の共用LDKと浴室、3階が僕ら夫婦の個室。玄関は共用メインと母側の2つ、キッチンも2つ。浴室は2階の1か所を家族で共用しています。

ところが住んでみると、母も2階LDKで過ごし、食事もほぼ毎日3人一緒。思っていたより、普通の同居に近くなりました。

この話の目次
  1. 1階は母、2階は家族、3階は夫婦
  2. 2階LDKが世帯の間にある
  3. 外へ出るたび階段がついてくる
  4. ピンポンは1階から来る
  5. 買い物の荷物を2階へ
  6. ゴミ出しは面倒でも許容範囲
  7. 冷蔵庫は置けたのに運べなかった
  8. 冷気も階段を下りる
  9. 設備は2つ、暮らしは一緒
  10. 個室はあっても声は届く
  11. 朝は2階へ 夜は3階へ
  12. もう一度なら2階LDKにするか
目次

1階は母、2階は家族、3階は夫婦

概念図

暮らしを、3つの階で分ける

3F
夫婦の個室それぞれのプライベートな場所
2F
家族の共用LDK食事や日々の暮らしが集まる階
1F
母の生活スペース玄関も、この階にあります
本人宅の階ごとの役割を整理した概念図です。各室の位置、広さ、建物形状は表していません。
各階の設備を詳しく見る
我が家の階ごとの構成
1階|母10畳以上の個室、LD相当の部屋、約2.7畳のWIC、ミニキッチン、トイレ、洗面、洗濯機、冷蔵庫
2階|家族約25畳の共用LDK、メインキッチン、浴室、洗面、トイレ
3階|夫婦僕と妻それぞれの個室兼寝室、将来の子ども部屋、トイレ

浴室以外は、1階だけでも生活のかなりの部分が完結するように考えました。僕と妻は寝室も別なので、3階へ上がればそれぞれ一人になれる場所があります。

母は2階LDKも日常的に使いますし、1階のミニキッチンはほぼ使われていません。冷蔵庫も実生活ではかなり共用に近い状態です。

母側玄関は減額のため電子錠を外しましたが、実際の利用頻度も低く、この判断は暮らしに合っていました。

2階LDKが世帯の間にある

二世帯の間にある2階共用LDK
実際には毎日、3人とも2階LDKに集まっています。

2階LDKの一番大きなメリットは、1階の母と3階の僕ら夫婦の間に、共用スペースが挟まったことです。1階から直接3階の夫婦エリアへつながるより、2階LDKが生活上のワンクッションになっています。

母が2階へ上がれば、そこは家族で使う場所。僕らが1階へ下りれば、母の生活エリアに近づく。階そのものが、かなり自然な仕切りになりました。

2階リビングから水まわりへ続く通路
2階LDKから水まわりへ続く通路。右側がキッチン、左側が洗面所と納戸、奥に脱衣所と浴室があります。

よく言われる「2階リビングなら外からの視線が気になりにくい」というメリットは、うちではそこまで大きくありません。家の前には車道や建物があり、窓もすりガラス中心です。

外へ出るたび階段がついてくる

2階LDKの木製ハーフオープン階段の足元
2階LDKにある、木製ハーフオープン階段の足元。ここから3階へ上がります。

玄関は1階、生活の中心は2階。外へ出る用事にはだいたい階段が付きます。

宅配便が来たら1階へ下りる。買い物から帰ったら荷物を持って2階へ上がる。

玄関側の完成したスケルトン階段
完成した1階から2階の鉄骨スケルトン階段です。

ゴミを出すときは2階から1階へ下ろす。

一つ一つは大したことではありません。でも「ちょっと外とつながる」たびに上下移動が入ります。

ピンポンは1階から来る

2階LDKでくつろいでいるときにインターホンが鳴る。受け取るには1階へ降ります。

中でも宅配は、時間が経つと配達員さんがいなくなるので、僕には特に面倒です。

2階リビングのデメリットを聞かれたら、僕はかなり早い段階で宅配を挙げます。

買い物の荷物を2階へ

冷蔵庫とキッチンは2階なので、食料品は基本的に2階まで運びます。軽い袋なら問題ありませんが、飲料やまとめ買いで重くなると、玄関に着いてもまだ階段が残っています。

それでも、買い物の荷物を運ぶのは慣れました。前の家では3階まで運んでいたので、今は相対的には楽です。玄関から台所までの階段がなくなったわけではありませんが。

ゴミ出しは面倒でも許容範囲

ゴミも2階LDK側に集約することが多いので、ゴミ出しの日は袋を1階へ持って降ります。家からゴミ集積所までは30秒くらいです。

少し面倒ですが、僕にとっては2階LDKを後悔するほどではありません。

冷蔵庫は置けたのに運べなかった

日々の上下移動より、一度起きると強烈なのが大型家電の搬入です。

冷蔵庫の本体サイズは確認していたのに、梱包した状態の寸法を見落とし、階段から2階へ搬入できませんでした。

一度持ち帰りになり、後日クレーン搬入。僕の記憶では、追加費用は約2万円でした。

クレーン搬入までは、僕の記憶で約2週間。その間は1階の母側冷蔵庫を使いました。新居のキッチンは2階、冷蔵庫は1階。食材を取りに行くたびに階段を往復していました。

まっさん

これは地獄でした。

2階キッチンの冷蔵庫設置予定場所
2階キッチンの冷蔵庫置き場。ここに収まる寸法は確認していました。

搬出のときも2階LDKの大変さを実感しました。今の経路なら、買い替えのときもクレーンになるだろうと思っています。次は本体寸法だけでなく、梱包状態での搬入経路も確認します。

搬入当日から約2週間の経緯は「冷蔵庫は置けるのに運べなかった」に書いています。

冷気も階段を下りる

概念図|本人の体感

2階の冷気を、1階玄関でも感じる

2F
共用LDK個別エアコンで冷房
↓
階段・吹抜けを通じて
冷たい空気が落ちると感じる
1F
玄関ここでも冷気を感じる
本人の体感を整理した概念図です。温度・風速・電気代の実測や空気の流れのシミュレーションではありません。関係するのは1階と2階をつなぐ鉄骨階段です。

うちは1階から2階へスケルトン階段があり、吹抜け的につながっています。見た目は気に入っていますが、夏に2階LDKを冷房すると、冷たい風が1階玄関側へ落ちていくのを感じます。

1階玄関ホールと2階へ上がる鉄骨スケルトン階段
現在の1階玄関と、2階へ上がる鉄骨スケルトン階段。

うちは個別エアコンです。玄関まで落ちる冷気を感じると、こんなことも思います。

まっさん

いっそ玄関で寝るか?

それでも2階LDKで冷房を使えば快適に過ごせています。

設備は2つ、暮らしは一緒

母の1階リビング・ダイニング
完成時・入居前の1階母側LD。生活空間とミニキッチンを用意しました。

計画時は、平日は母が1階で食事をして、休日は家族で一緒に食べることもあるかな、と考えていました。

ほぼ使わなくなった1階親世帯キッチンは「二世帯住宅の親世帯キッチンは必要?」にまとめています。

設備は世帯ごとに用意しましたが、2階の廊下洗面も今は3人で使っています。誰かが入浴中でも、別の家族が洗面を使える。「洗面脱衣分離」は、3人で暮らして出番の多い間取りでした。

でも実際には、母も2階LDKを日常的に使うようになりました。1階の2口IHミニキッチンは、ほぼ使っていません。

1階親世帯のコンパクトなキッチン
1階母側の2口IHミニキッチン。現在は出番がかなり少ない設備です。

普段はかなり一緒に暮らしていて、母が掃除や食事を助けてくれる場面もあります。共働き夫婦としてはかなり助かっていますが、夫婦だけのプライベート感は薄くなりました。

個室はあっても声は届く

僕と妻にはそれぞれ個室があり、3階へ上がれば一人の時間も取れます。

1階のテレビ音は2階へ少し、2階の笑い声やテレビ音は3階へ届きます。特に妻の個室では2階テレビの音が聞こえやすい一方、3階の個室同士ではテレビ音はほぼ気になりません。いちばん不足を感じるのは、3階の声が2階へ届く音のプライバシーです。

母は2階から3階もフルオープンのスケルトン階段を希望していました。そこで設計士さんが、夫婦側のプライバシーに配慮して木製ハーフオープンを提案してくれました。ありがとう設計士さん。それでも、声は階段を通って届きます。

引き渡し当日の3階妻室とデスク・ウッドブラインド
引き渡し当日の3階妻室。3階は夫婦それぞれの個室を置いたプライベート階です。

朝は2階へ 夜は3階へ

朝は3階の自室から2階LDKへ降り、朝食やコーヒーの準備をして出勤する。夜は2階で過ごして、眠るときは3階へ戻る。階段が面倒な場面もありますが、暮らしの区切りにもなっています。

もう一度なら2階LDKにするか

二世帯住宅としてまた建てるなら、今とかなり近い構成を選びます。1階を母、2階を共用、3階を僕ら夫婦という分け方は、うちの家族構成に合っていました。

でも、母との同居がなければ、同じ場所に建てるとしても僕は1階LDKを選びます。宅配、買い物、ゴミ出し、大型家電搬入。日常的に外とつながるLDKを2階へ上げるメリットが、母と同居しない暮らしではそこまで大きくないからです。

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この記事を書いた人

住友林業のBF構法で3階建て二世帯住宅を建て、2025年に入居。家づくりの費用・設備・後悔・住んでから分かったことを、施主本人の実体験としてまとめています。

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