うちは最初から住友林業一択だったわけではありません。
むしろ家づくりを始めたとき、家族3人の推しハウスメーカーは見事にバラバラでした。
妻は住友林業。
母はヘーベルハウス。
僕は桧家住宅。
しかも僕が桧家住宅を気にしていた理由のひとつは、CMが面白かったからです。
妻と母が木や構造の話をしている横で、僕だけ入口がテレビCMでした。
そこから住友林業、ヘーベルハウス、ヤマダホームズ、桧家住宅を検討し、最終的には住友林業で建てています。
振り返ると、決め手は「住友林業には○○があるから」という一発回答ではありませんでした。
妻が惹かれた木の雰囲気。
母が納得できた構造と耐震性。
僕が信用できると思った営業担当。
そして家族3人が大きく揉めずに進められそうだったこと。
この記事では、メーカーの優劣ではなく、うちが何を見て住友林業に決めたのかをまとめます。
この記事でわかること
- 住友林業以外に検討した住宅会社
- 家族3人で違っていた重視ポイント
- 構造と営業担当を含めて住友林業に決めた理由

目次
家づくり開始時の条件
うちは家族の土地を建て替えて、夫婦+母で暮らす3階建ての二世帯住宅を計画していました。
単純な夫婦2人の家ではありません。
僕と妻だけでなく、母も長く暮らす家です。
そのため「僕が好きだから」「妻が好きだから」だけでは決められませんでした。
家族それぞれの希望をある程度まとめられること。
3階建てでも構造面で納得できること。
そして数千万円単位の家づくりを一緒に進める担当者を信用できること。
最終的には、この3つがかなり大きな判断軸になりました。
でも最初からそこまで整理できていたわけではありません。
ほぼ知識ゼロで住宅展示場へ行き、営業担当がついてから本格的に家づくりを調べ始めています。
最初の僕に「各社の提案力を比べろ」と言っても、たぶんCMの感想を返してきます。
家族3人で見ていたところが違いました
妻|「なんか他と違う」木の雰囲気

妻はもともと木の家が好きでした。
無垢床や格子、木製天井など、木が見える家にかなり惹かれるタイプです。
住友林業について妻が感じていたのは、理屈だけではなく「なんか他と違う」という木質感でした。
僕は当時、無垢床と挽板の違いもよく分かっていません。
なので最初は「木ってそんな違う?」くらいの温度差がありました。
でも完成した家で暮らしてみると、LDKのオーク無垢床などは今でも気に入っています。
妻が家づくりの早い段階で見ていたものを、僕は住んでから理解した感じです。
母|鉄骨と大手への安心感
母は鉄骨住宅と大手ハウスメーカーへの安心感を重視していて、ヘーベルハウスを好んでいました。
3階建てで一緒に暮らすので、構造に慎重になるのは当然です。
ヘーベルハウスを検討したときは、耐震性など性能面の説明が強く印象に残りました。

一方で、初回の提案や担当者との距離感など、うちとは相性が合わないと感じる場面もありました。
これはヘーベルハウス全体の評価ではなく、あくまで僕ら家族と当時の担当・提案との相性です。
メーカー名だけで決まるわけではないと感じた最初の例でもありました。
僕|桧家住宅。入口はCM
僕は当初、桧家住宅が気になっていました。
理由のひとつはCMです。
今考えると家づくり初心者にもほどがあります。
ただ、この「何となく気になる」から入ったのは悪いことばかりでもありませんでした。
比較を進めるうちに、自分が何を知らないのかが分かってきたからです。
最初はブランドや広告の印象を見ていた僕も、だんだん営業担当との相性、構造、間取り提案、家族の納得感を見るようになりました。
ヤマダホームズと桧家住宅を深く比較しなかった理由
実際に検討した4社のうち、ヤマダホームズと桧家住宅は住友林業やヘーベルハウスほど深く話を進めていません。
大きかったのは、母がほとんど関心を示さなかったことです。
二世帯住宅なので、一人だけが気に入っても前に進めません。
この経験から、ハウスメーカー選びは「自分が一番好きな会社」を探すだけではないと感じました。
家族で建てるなら、全員が大きな不安なく進められる会社を探すことも同じくらい重要です。
3階建てだから、構造は外せませんでした
住友林業で家族の合意を作るうえで大きかったのがBF構法です。
最終的に我が家はBF構法、耐震等級3で建てています。
母はもともと鉄骨志向でした。
その母が木造の住友林業に納得するには、「木の雰囲気が素敵だから」だけでは足りません。
3階建てで構造面でも納得できることが重要でした。

BF構法と耐震性能は、その不安を小さくする材料になりました。
妻にとっては木の家。
母にとっては構造面で納得できる家。
同じ住友林業を見ても、刺さっていた場所は違います。
もう一つの決め手は営業担当でした
僕にとってかなり大きかったのが、住友林業の営業担当とのやり取りです。
印象に残っているのは、お金の話でした。
「安く建てられます」と簡単に寄せるのではなく、満足できる家を建てたいなら相応にお金は必要だという趣旨の話を、かなり早い段階でされました。
家は数千万円単位の買い物です。
生臭い話を避けて、気持ちのいいことだけ言われても困ります。
僕はむしろ、早い段階で現実的な話をされたことで信用できました。
もちろん、これは住友林業の営業全員が同じという話ではありません。
僕らの担当営業との相性がよかった、という一次体験です。
住友林業が「全員の落としどころ」になった理由

住友林業に決めた理由を今まとめると、ひとつの強烈な決め手があったというより、家族3人の条件が重なった場所だったからだと思います。
妻には木質感。
母には構造への安心感。
僕には担当者への信頼感。
そして、3階建て二世帯住宅という少し複雑な家づくりを、家族で進められそうだったこと。
「誰かが我慢して住友林業になった」という感じではありませんでした。
最初は推している会社が全員違ったのに、最終的には全員が住友林業なら進められると納得できた。
ここが一番大きかったと思います。
契約後に分かった「提案力」の大事さ
ハウスメーカー選びをやり直せるなら、今の僕がかなり重視するのは提案力です。
要望を伝えたときに、何を返してくるか。
これはカタログのスペック表だけでは比較できません。
住友林業で家づくりを進める中でも、印象に残っている提案がありました。
2階から3階へ上がる階段で頭をぶつけないよう階段位置を調整した結果、3階にデッドスペースが生まれました。
そこを設計士さんが埋め込み本棚にする提案をしてくれました。
今は結婚式の写真やCD、本などを置いています。
これは契約前の決め手ではありません。
なので「この本棚があったから住友林業を選んだ」と後から話を作るつもりはありません。
ただ、住友林業で建てた後に振り返ると、会社名や標準仕様だけではなく、人と提案を見た方がよかったという現在の考えにつながっています。
今ならハウスメーカーをどう比べるか
今もう一度ハウスメーカー選びをするなら、展示場で豪華な設備を見るだけでは決めません。
まず家づくりの基礎知識を少し入れる。
家族それぞれが何を重視するかを整理する。
そして同じような要望を伝えて、各社がどんな提案を返してくるかを見る。
僕ならこの順番で比較します。
価格だけでも、構造だけでも、営業だけでもありません。
実際に何十回も打ち合わせをして家を作ることを考えると、「この人たちとなら話を続けられそうか」はかなり大事でした。
まとめ
うちが住友林業を選んだ理由は、木の家だからだけではありません。
妻が感じた「なんか他と違う」木質感。
鉄骨志向だった母も納得できたBF構法と耐震性。
早い段階から現実的なお金の話をしてくれた営業担当。
そして、家族3人が大きく揉めずに家づくりを進められそうだったこと。
最初は全員が別の会社を推していました。
その中で住友林業が、3人それぞれの条件を一番重ねやすい場所でした。
ちなみに僕の入口だけは最後までCMです。
家づくりの入口は軽くても、出口まで軽くなければたぶん大丈夫です。
